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腰部の軟部組織(靭帯・筋/筋膜性)の痛み
背骨には無数の靭帯と筋肉が付いています。
身体における靭帯の役割は、骨と骨をつなぎ合わせ固定するというものです。
筋肉は、筋膜と呼ばれる薄い膜の中に入っており、関節を動かすために身体に存在しています。
これらの組織は強いマッサージによる炎症や使いすぎ、捻挫などにより痛みを出します。
腰部の前弯(カーブ)が過剰or過少な状態
背骨は頭の重さを効率よく支えるために、S字に彎曲しています。
腰の彎曲が通常よりも大きかったり、逆に小さかったりすると、背骨の関節や腰・背中の筋肉の負担が通常よりも大きくなり、腰痛を引き起こします。
妊婦さんに見られる腰痛は、この前弯が大きくなることによる場合が多いです。
椎間板ヘルニア
腰への急激な衝撃、または慢性的な衝撃により椎間板に亀裂が入り、椎間板の中の髄核が脊柱管の中に飛び出した状態です。
このとき、飛び出した椎間板の一部が後ろにある神経に触ったり、圧迫するとしびれや痛みを感じることがあります。
変形性脊椎症
脊椎が加齢とともに変性を起こすものです。
変性部位としては、椎間板と背骨一つ一つの椎間関節に見られます。
背骨に棘のような骨棘ができたり、椎間板が薄くなったりします。
また、胸椎と呼ばれる背中の部分の背骨に、過剰な彎曲が見られることもあります。
変性は加齢とともにほとんどの人に起こりますが、痛みや痺れといった症状が現れた場合、この診断がされるようです。
脊椎分離・すべり症
病因として、疲労性骨膜傷害と先天性要因があります。脊椎の前面である椎体と、それより後方にある部分が分離した状態を「分離症」と言います。
性別では男性のほうが女性の2倍の頻度で多く見られ、10〜15歳の成長期に見られることが多いです。
またスポーツをしている方にも多く見られ、一番多くこの症状が見られるのは、背骨の一番下に位置する第5腰椎です。
脊柱管狭窄症
自覚症状の特徴として、間欠性跛行があげられます。
少し歩くごとに臀部の痛み、下肢の痺れが起き、歩くのを止めて休むと楽になり、またしばらく歩くと同じ症状が出るというものです。
症状が進行してくると、下肢の脱力感、排尿障害、膀胱直腸傷害、性機能傷害などが起きます。
進行した症状が見られる場合は、すぐに専門医を訪ね、治療を受ける必要があります。
後縦靭帯骨化症
背骨には前後にしっかりした靭帯が付いています。
前にある靭帯を前縦靭帯、後ろにあるものを後縦靭帯と言います。
後縦靭帯骨化症とは、その名の通り、靭帯が骨化してしまう病気です。
こうなると背骨の可動域はかなり制限されてしまいます。
圧迫骨折
背骨に垂直方向に圧が加わった時、圧迫骨折は起こりやすくなります。
背骨は前方の「椎体」と後方の椎弓、椎弓板、横突起、棘突起に分かれます。
圧迫骨折が起こる場合、前方にある椎体が骨折します。
レントゲン写真を横から見ると、ちょうど楔形のような形をしている椎体が確認できます。
炎症性疾患(脊椎カリエス、化膿性脊椎炎)
カリエスは結核性脊椎炎であり、徐々に始まる腰背部の痛みとともに、背骨のわきにある脊柱起立筋の攣縮で、脊柱が運動制限を起こすのが大きな特徴です。
化膿性脊椎炎の症状は、発熱、痛み、脊柱の運動制限、四肢の運動障害や痺れが見られます。
黄色ブドウ球菌、大腸菌、緑膿菌などが原因で起こすことが多いです。
菌に感染が原因であるため、泌尿器系や呼吸器系に感染病巣を持っている人に見られます。
骨腫瘍
悪性・良性のものがありますが、どちらにしても疑いがあるものはすぐに病院での検査を受けるべきです。
夜間に痛みがひどくなったり、関節を動かしていないにもかかわらず常に強い痛みがある場合は、すぐに専門医に診てもらいましょう。
外傷
交通事故や運動時の外傷により、腰部の軟部組織や骨に傷害をきたした場合、日常生活における腰痛が見られることがあります。
数年前にバイクで転んで腰をぶつけた場合にも、何年か経ってから痛みが出ることもあります。
内臓からの関連痛
内蔵の問題が腰痛として出ることがあります。
特に腎臓や生殖器の痛みを腰痛として感じることがあります。
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